CotEditor 3.5.0での仕様改訂
エディタの不透明度
view opacity
プロパティはCotEditor 3.5.0で廃止されました。
この件に関しては後方互換性はありませんのでご了承ください。
view opacity
プロパティはCotEditor 3.5.0で廃止されました。
この件に関しては後方互換性はありませんのでご了承ください。
documentオブジェクトに新しくexpands tab
プロパティが追加されました。
line spacing
プロパティはCotEditor 2.6.0で廃止されました。
この件に関しては後方互換性はありませんのでご了承ください。
normalize unicode
コマンドに新しくModified NFC
が追加されました。
selectionオブジェクトに新しく以下のコマンドが追加されました。
move line up
move line down
sort lines
reverse lines
delete duplicate line
normalize unicode
コマンドに新しくModified NFD
が追加されました。
normalize unicode
コマンドに新しくNFCK Casefold
が追加されました。
documentオブジェクトに新しくtab width
プロパティが追加されました。
selectionオブジェクトに新しくcomment out
とuncomment
コマンドが追加されました。
CotEditor 1.xでコマンドunicode normalization
として実装されていたUnicode正規化コマンドは、 2.0でnormalize unicode
に改名されました。機能とパラメータに変更はありません。
この件に関しては後方互換性はありませんのでご了承ください。
path
プロパティの廃止documentオブジェクトのファイルパスを得るためのpath
プロパティは現在のモダンなAppleScript Standard Suiteではすでに削除になっています。かわりにfile
プロパティを使用してください。 path
プロパティはtextオブジェクトでしたがfile
プロパティはfileオブジェクトを返します。
なお、後方互換性確保のためにCotEditor 2.0では、従来と同じ働きをするfile
プロパティを隠し属性として独自にdocumentオブジェクトに付与していますが、このプロパティは将来予告なく削除される可能性があります。
range
プロパティの内部コードの変更selectionオブジェクトが持つrange
プロパティを内部的に表すコードがCotEditor 2.0で変更されました。range
プロパティは引き続きrange
というキーで操作するのでスクリプトを書く上では変更はありませんが、以前書かれたコンパイルされたスクリプト(.scpt)は新しいrange
プロパティを見つけられない可能性が高いです。
以前の.scptファイルをAppleScript Editor (もしくはScript Editor)で開くと、従来range
であった部分が«class prng»
のような文字列に変更されているはずなのでその部分を再びrange
に書き戻してください。プレーンテキスト形式のスクリプト(.applescript)ではこの問題は発生しません。
CotEditor 1.5でウインドウの不透明度設定の機構が変更されたのをうけて、不透明度設定に関するAppleScriptでの語句も変更されました。1.4までて使用できたdocumentオブジェクトのプロパティ:
transparency
:ウィンドウまたはテキストビューの透明度(real型、0.2から1.0の範囲)alpha only textView
:透明度を設定するのはテキストビューだけかどうか(boolean型)は廃止され、新たにwindowオブジェクトにプロパティ:
view opacity
:テキストビューの不透明度(real型、0.2から1.0の範囲)が追加されました。
プロパティ名称がtransparency (透明度)からopacity (不透明度)に変更されていますが、これは1.5以前の誤表現を訂正するものですので、実際に取る値に変更はありません。新旧とも1.0に近づくほど不透明度が増します。
また、この件に関しては後方互換性はありませんのでご了承ください。
CotEditorの最初のβ版0.6では、 "selection"オブジェクトをドキュメントを明示しなくてもアプリケーション前面のドキュメントが指定されたと見なしていました。しかし実際にはうまく動かなかったために、これは将来廃止にする可能性が高く非推奨となり、後方互換性のために該当部分のコードのみは残したままにしていました。
この仕様はCotEditor 1.5で正式に廃止され関連するコードも削除されました。最前面ドキュメントのselectionを得るためには例1または例2のようにそれを明示して下さい。
tell application "CotEditor"
contents of selection of front document
end tell
tell application "CotEditor"
tell document 1
contents of selection
end tell
end tell