ファイルを開いたとき、CotEditor は自動でそのファイルの種類を判定して適切なシンタックススタイルを適用します。
このとき、どのシンタックススタイルが適用されるかは、各シンタックススタイル定義内で設定された「ファイル関連付け」の情報を元に決定されます。
CotEditor は以下の順序で最適なシンタックススタイルを捜査します。
#!
直後のパスの最後の語句、またはパスが env
の場合はその次の語句が、インタープリタ名として検索語句に使用されます。#!/usr/bin/perl
→ Perl (インタープリタ名: perl
)#!/usr/bin/env python3
→ Python (インタープリタ名: python3
)<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
→ XML拡張子やファイル名など同じレベルで複数の対応スタイルがあった場合は、バンドルされたプリセットのシンタックススタイルよりもユーザのカスタムスタイルが優先されます。さらにその中でも複数の対応スタイルがあった場合は、自動的に最初に見つかったスタイルを適用します。
バンドルされているシンタックススタイルにファイル関連付けのコンフリクトはありませんが、ユーザが独自にスタイルを追加した場合や、バンドルされているスタイルのファイル関連付けを変更した場合はコンフリクトがおこることがあります。現在ファイル関連付けのコンフリクトが発生しているかどうかは、環境設定の「フォーマット」ペインにある「ファイル関連付けのコンフリクトを表示」から探すことができます。この項目が選択不可能になっているときは、ファイル関連付けのコンフリクトは発生していません。
ファイルを期待するスタイルで開くことができているかぎりは、ファイル関連付けのコンフリクトを放置しておいてかまいません。