不可視文字を表示する

不可視文字の表示機能を使うと、書類中の見えない文字(不可視文字)を代替記号で描画しどこにあるか見えるようにできます。

不可視文字の表示/非表示の切り替え

一時的な変更

現在開いている書類ウインドウで一時的に不可視文字の表示/非表示を切り替えるには以下の方法あります:

ここでの変更はCotEditorのデフォルトの設定を上書きしません。

デフォルト設定

不可視文字を表示するかどうかのデフォルトの設定は環境設定の表示ペインから行います。チェックボックス「不可視文字を表示」で切り替えます。

プリント時の不可視文字表示

プリントの際に不可視文字を印刷に含めるかどうかは環境設定のプリントペイン、または個別に書類をプリントする際のプリントダイアログから設定できます。

不可視文字の種類

環境設定の表示ペインから、不可視文字を表示したときにどの種類の不可視文字を表示するかを設定できます。設定できる種類はそれぞれ以下の文字に対応しています。

名称記号対象文字 (コードポイント)説明
改行
  • U+000A (LINE FEED)
  • U+000D (CARRIAGE RETURN)
改行を表す制御文字です。CRLF (U+000DU+000Aの組み合わせ)も1つの改行文字として扱います。
タブ
  • U+0009 (HORIZONTAL TABULATION)
ある特定の位置まで次の文字を送る柔軟な幅を持つ空白文字です。プログラム上ではしばしば、1文字で複数個分のスペース幅を持つ文字としてインデントに用いられます。
スペース
  • U+0020 (SPACE)
一般的なスペースです。
その他の空白
  • U+00A0 (NO-BREAK SPACE)
  • U+2007 (FIGURE SPACE)
  • U+202F (NARROW NO-BREAK SPACE)
この文字の前後での改行を許さない特殊なスペースです。
  • U+3000 (IDEOGRAPHIC SPACE)
いわゆる日本語の全角スペースです。
  • U+2000..U+200A (様々なスペース)
  • U+205F (MEDIUM MATHEMATICAL SPACE)
様々な幅・用途の空白文字です。UnicodeのカテゴリZs (space separator) に含まれる空白文字の残りすべてに対応しています。
その他の制御文字
  • U+0000..U+001F (C0)
  • U+007F (DELETE)
  • U+0080..U+009F (C1)
  • U+200B (ZERO WIDTH SPACE)
  • U+200C (ZERO WIDTH NON-JOINER)
  • U+2060 (WORD JOINER)
  • U+FEFF (ZERO WIDTH NO-BREAK SPACE)
  • U+061C, U+200E..U+200F, U+202A..U+202E, U+2066..U+206F (bidi制御文字群)
  • U+FFF9..U+FFFB (ルビ制御文字群)
通常の文字として表示されず文書のフォーマットなどに用いられる特殊な文字です。UnicodeのカテゴリCcすべてと一部のCfに対応しています。

関連項目