リポジトリを作ってみよう
リポジトリ とは本質的にはプロジェクトのことです。プロジェクトに関係するファイルが全部入ったフォルダのようなものを想像してください。実際、あなたのコンピュータ上ではそのように見えます。
Gitにどれがあなたのプロジェクトなのかを伝えることで、Gitはそのフォルダの中のすべての変更を追跡してくれるようになります。ファイルを追加したり、削除したり、ファイルの中に一行足しただけであったとしても、そういったすべての変更はGitによって追跡され、いつそれを行ったか記録してくれます。これがバージョン管理システムです。
ターミナル (またはBash) はただコマンドを入力するだけの方法でコンピュータを操作する方法です。ファイル名の変更もできますし、ファイルを開いたり、新しいファイルを作ったり、新しいフォルダを作ったり、ディレクトリ(フォルダ)間を移動したりもできます。テキストエディタ(例えば Vim みたいな)をターミナルの中で実行することさえできます。ターミナルを離れることなく!
コンピュータを操作することに加えて、ターミナルの中で、command-line interface (CLI)を持つ別のプログラムを実行することもできます。Git-itがそうですし、Gitもそうです。ターミナルの中でコマンドを入力することによってGitを操作することができます。あなたもすぐにできるようになりますよ!
Git-itでは、これからいくつかの基本的なコマンドを学んでいきます。これから手順を示していきます。
新しいフォルダを作って、Gitリポジトリとして使えるように初期化しよう。
簡単にするために、フォルダ名をこれから始めたいプロジェクトの名前としてつけましょう。 'hello-world'はどうでしょうか?
ターミナルの中で次のコマンドを1つずつ実行してみましょう。
新しいフォルダを作る:
$ mkdir hello-world
作ったフォルダに移動する:
$ cd hello-world
プロジェクトを初期化して新しいGitインスタンスを作る:
$ git init
以上です! コマンド実行の結果はたった一行返ってくるだけです。もしGitリポジトリとしてきちんとできているかどうか再確認したいのであれば、 git status
と入力してみてください。結果、'fatal: Not a git repository...'と返ってこなければ、成功です。おめでとうございます!
$ mkdir <FOLDERNAME>
$ cd <FOLDERNAME>
$ ls
$ git init